こんばんにちは。
ミニマパッカーのビーチサンダル吉永です。
ネガティブだったけど旅をきっかけに身軽に気軽に適当に生きていこうと考えた私の雑記ブログです。
タイでとある物乞いに出会い、「自分は生きている価値がない」と思っていた気持ちが和らいだ日の話です
あらすじ・伝えたいこと
東南アジア旅行中はたくさんの物乞い(かごなども持てお金を入れてくれと寄ってくる人)に会いました。
私はどうしていいかわからなかったので無視を決め込むことにして旅をすることにしていました。
しかし、タイのバスターミナルで目撃したある出来事でちょっと考えました。
印象に残っている物乞いが三種類?いて
- 盲目の男性が、狭い商店街を苦労しながら歩く。しかも、きれいな音楽を奏でながら物乞い
- しゃべれない男性?が耳障りなギターと「うーうー」うなり歌?を聞かせながら座り込んで演奏している物乞い
- ただかごを差し出す物乞い
この中で一番お金をもらえていたのが、ただかごを差し出す物乞いだったんです
私は、もうこれがすごくショックでした(当時)
なぜショックだったのかなど、
もう少し詳しい状況は以下の当時の日記を読んでいただきたいです
そして伝えたいのは、
後で知ったのですが、これには訳があって
タイでは「持っている人が持たざる人に恵む」という文化だそうです
この経験から、自分にはないもできないから生きている価値がないとか
努力できないから救われる権利はないとか
そんなのはただただ狭い世界での、ただ一つの価値観なだけで
人間としておわってるわけじゃないってことです
今あなたが済んでいる世界で、この常識があるなら
別のところに行けば、また違う価値観がある
だから、自分を責めることはなにもないんだよって
伝えたいです
以下より、当時の日記を公開したいと思います。
読みにくいのですが見出し以外、当時のまま修正なしで行きたいと思います。
盲目のピアニスト
そう言えば、ノーンカーイではいろいろな物乞いに会った。その中でも印象に残っている事があるんだけど、一人の盲目の男性が毎日、お金などを入れるカゴの付いた杖をついてキーボードを肩から下げて、演奏しながら商店街型の市場を行ったり来たりしていた。その音楽はとてもよい音楽だけど、お金を入れる人を見たのは一度きり。でもコンスタントにいれて行く人は現れるんだと思う。それでも私は一度もいれなかったんだけど。
ただ、ただ物を乞う
ノーンカーイからウボンに行くバスターミナルでバスを待っていると、ただただよってきてカゴを差し出す物乞いに出会った。このタイプは一番多くて、私は戸惑いつつも無視を決め込む。私には物乞いに対する知識がかけているし。
私を含め数人の無視をする外国人を通過後、その後のタイ人と思われる人たちがぞくぞくとコインを入れていく。それを見て結構ショックを受けた。
入れるのが当たり前なんだとかそういうショックではなく、詳しい事情は知らないけど、ぱっと見「ただカゴを差し出すだけでお金がもらえる」という事実に驚いた。
そういう所は何度も見てきたけど、それだったら盲目のピアニストもただただカゴを差し出しても恵んでもらえるのかもしれないのに、見えない目であの狭い道を自分の足で歩くだけじゃなくて、いい音楽まで聞かせてくれる。それでもぞくぞくとお金やものが手に入るわけではない。
もちろんこの差はいろんな背景があっての事かもしれないけど、何もせずにものを恵んでもらおうという事が私はあまり良くは思っていないといことがわかった。
盲目のピアニストのようになにか出来る事がなくても、今思えばもう1人、ギターも弾けずに上手く声も出せない人が(見た目はね)ギターをガチャガチャやって「うーうー」唸ってた耳障りな演奏を聞く方がまだ気持ちがいい。とその時思ってしまった。
まーいいや
そしてそう思うだけの自分も恥ずかしいけど、まーいいやと思ってしまう適当さが笑える。
でもただかごを出す物乞いを見たバス停で思った。これなら初の寄付は盲目のピアニストにすればよかったと思いながら、いろんなことが怖くて物乞いに対しては無視を決め込み事に代わりはないと思うのでありますな。
それと、そのカゴを差し出すだけの人が影に隠れて集まったお金をカバンにいれ、まだないんですとばかりにカゴを見せるのも気になった。
2011/07/05/
※物乞い文化がある国は「持っている人が持っていない人に施す」のが当たり前の社会というのがあるそうです。特にイスラム。
それについてはこちらのゆかしき世界さんのこちらの記事へ!
いつもお世話なっています!
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コメント
こんにちは!
インドに行ったときなんかそうですが、物乞いにどうしたらいいかは、よく話をします。
絶対の答えはありませんけどね。
ブログの紹介、ありがとうございます~。
旅慣れた方々でもそうなんですねー。覚悟していても結構消耗しました汗