こんばんにちは捨てられない母と汚部屋実家片付け中のケイです
今回は、私の実体験も含め、親と一緒に実家の片づけをする際に、スムーズにいく心得やポイントを紹介します
家を出ている子供がお盆やお正月の里帰りなどで
親と一緒に実家の片付けをする際は、気を付けないと喧嘩になったり、余計汚部屋にこだわり始めたりします。
あげくには
もうあんたには片付けしてほしくない!
なんて閉店シャッターガラガラ、もうこうなったらテコでも動かなくなったり・・・
せっかくの片付け
親子関係が悪化しないように、お互いが気持ちよく楽しくなる片付け方がちゃんとあります!(ちょっと辛いけど!)
この記事はこちらの本を参考にケイの実体験で書いています
参考>片付けなきゃ親の家 片付けたい自分の家
では、そのコツ(心得)と手順とは・・・
実家の気持ちを確認する
やっぱり大前提として、その家に実際に住んでる方(ご両親)や、そのものの持ち主の気持ちを確認することが一番大切です。
親世代は、私たち子世代のようにすっぱりと物は捨てられないし、思い出も沢山あります
片付けブームのやれ捨てろ、やれ必要ない!は通用しない場合が多いです
なので、
そもそも、片付けをしたいのか、片付けてもいいのかどうか、そこの確認をしっかりしましょう
親世代というのは今ほど物に恵まれておらず、捨てることへのハードルは子世代よりかなり高いです
「もったいない」としまい込んで使わないほうが「もったいない」なんて理屈通用しません(笑)
片付けたいと考えている私たちは、物のない暮らしこそが幸せになれることだと信じているし、実際にそうだと自信があります
しかし、親世代をはじめもちろん同世代にも、そう考えない人もいます
気持ちを確認しても「片付けたくない」場合は、今はその時じゃないかもしれないのであきらめる覚悟も必要かなって思います
気持ちを確認するときも言い方が大切
「片付けてよ!」というと、「今やろうとしてたのに」っていうあの気持ちに、やっぱりいくつになっても思うと思います
そうするとやる気がなくなってしまいますよね
どんな言葉がいいのかわからないけど、絶対に片付けるわよ!捨てるわよ!という気持ちを前面には出さないで
「そろそろ荷物が多くて生活も大変じゃない?一緒に使ってるものと使ってないものを見てみない?」とか、どうでしょう
ポイントは「いる物いらないもの」という言葉を使わない事
「捨てる」という子言葉を使わない事
「見てみる」だけというイメージを持たせること
このあたりで、「そうね~でも・・・」くらいだったら、「私の思い出の物とかあるかな~見てみたい!」という感じで、ごり押しでやってみるのがおすすめです
ケイ母の場合
あんた片付け好きならうち(実家)を片付けてよ
じゃぁ一緒に片付けてみる?
というやり取りから始まりました!
これはチャンス!!
でも実はタイムラグがあって、「うちを片付けてよ」と言われてから、半年くらい経ってからの私の返事だったのでちょっと心配でしたが、「片付けする?」と聞いてみたらするというので今回の試みです!
主導権は母
間違ってはいけないのは、主導権はその家に住んでいる人という事です
そして子世代より「思い出の品」や「専用のもの」などのこだわりも多くなりがちです
否定的な言葉は使わず、親が判断したものは残すようにしましょう
ですが、まかせっきりにしているとあれよあれよと何も捨てられず進んでいく…
そこで、やる気を落とさずに先に進むような工夫を試行錯誤する必要があります
目標を共有
実際に、どの程度の暮らしをしたいのか、どういった暮らしを今しているのか確認します
片付けといえば私の中では「とにかく捨てまくれ!」から「あまり物を持たないミニマリスト」なわけですが、自分の感覚のままいくと親とのズレが生じてイライラしてしまいます
- できることなら片付けコンサル(有料)を頼みたいくらい、リバウンドもせずスッキリした生活をしたい!という「覚悟」なのか
- 歳を取ってつまづいたり、高いところのものを取らなくて済むというような「普段使うものを近くに安全に置き片付いてる」程度でいいのか
いろいろあると思います
最初は、そういうことを決めないでなんとか、行動させることで精一杯ですが、頃合いを見てさらっと確認してみてください
▼私は、こんまりさんの本を読んだ時(初めて一ヶ月後くらい)で確認しました
結果は、「生活に支障がないレベルでいい、なるべく捨てたくない」という感じでした(トホホ)
≫こんまり効果か!?人生がときめく片付けの魔法を読んだ後の【母の変化】
実家とあまり行き来がない方など、特に注意が必要なのは、
子供がしらない趣味を始めたりしていることもあるので、そういうことを知っておかないと、ついうっかり新しい趣味のものを「長年使っていないもの」と子供が判断してしまってトラブルの元にもなります
のんびりやる覚悟をする
いっきに片付くとは期待しないでのんびりなことを覚悟して置いた方がいいです
本当はリバウンドしないためにも一気にやりたいけど…
体力的問題
体力も衰えてくるので休日返上で丸々二日間、なんていうのは結構つらいと思います
といっても、片付け祭り期間はちゃんともうけて、集中的に行いましょう(一日数時間週何回とか)
優柔不断問題
そして、一緒に荷物を分けてみると予想以上の優柔不断との戦いもあると思います
あきらかにゴミというものを捨てられなかったり、一度「いらない」と決めたものを引っ張り出してまた悩んだりなんてことも多いと思います
次のポイントでも書きますが、そこで否定的な言葉や焦らせる言葉をかけないように注意したいところ。
ゆっくり悩ませれば、本当に要らないものはちゃんと出てきます
こっちが思ってるほどの量は出てこなくても(笑)
否定的な言葉は言わない
これがとっても難しい。
これは取っておく
使ってないでしょ!
いらないでしょ!
こんなやり取り、気を付けていてもどうしても発生しています
こういうところは片付けのプロの第三者とかに頼むと、「娘の意見」ではないのですんなりいく場合もありそうなんですが。
でも、言ってしまっても、すっとおさえて、せめて
まぁ思い出カテゴリーと思えば捨てられないかもね
なんて言ってその場を丸く?収めてます(汗)
捨てることばかりを考えない
使わないものは一旦家に置いておく
使わないもの、不必要なものを即刻捨てるという判断を辞めてみます
「捨てる」より「分ける」をメインに。
これいる?
と聞けば絶対に
いる
と返ってくるし
じゃぁこっちも知恵を働かせて
これ使ってる?
と聞けば
いつか使う・あれの時使う
返ってきます
ここで、「いつ使ったの?何に使ったの?」などと深堀して、正直に答えてくれているうちはいいんですが
そこでこっちが勝手に「あ、つまり使ってないのね?」と勝手に判断して「捨ててしまう」
それをやってしまうと、
使わないと判断すると娘に捨てられてしまう!
そういう恐怖が大きくなって、嘘を言い始めます
そして、後半に向けて片付けが失速してしまいます
本当は後半こそ捨てる感度や思い切りが良くなって、物が減らせるのが理想です
なので、本人が「捨てる」と判断したもの以外の「迷っている物」「使わないもの」は袋や段ボールに入れてどこ一か所にまとめて置いておくという気持ちの余裕を持たせるとスムーズです
これね~使ってないけどあると便利なのよね~
これお気に入りだけどもう汚れちゃって使えないかしら~でもでもでも…
使うかわからないなら、一回あっちの部屋にひとまとめに置いておいて使うときに取りに行ってみたら?
すると、いつでも家の中にあるという安心感も得られるし、使うものだけで生活空間を構成できるので、親御さんもスッキリ体験ができて、その後の捨て作業もスムーズになります!
関連≫断捨離「なりたい生活のイメージ」が急に出来た母・物置洋室ビフォーアフター
あと、「いつか使う」は一生来ない、という考えは通用しないし、そうとは限らないということを頭に置いておいた方がいいです
分ちゃいるけどやめられない
という感じで、実家の断捨離の心得6つでした
(次は手順です)
- 親の気持ちを確認
- 主導権は親
- 目標の共有
- のんびりやる
- 否定的な言葉は言わない
- 捨てる事ばかり考えない
主導権は親ですが、否定的にならないように代替え案を出してみたり、具体的になにかと比較して比べてみたりして、手放せるように促してみるとだんだんと捨てられるようになってきますよ
▼捨てられない母の為の仕分けルール(手順です、こんまり流を求めると失敗する確率が高いので。
ですが、その前にこのまま下に行ってもらと、大まかな手順と注意点があります!
片付ける順番に注意!
私が実家断捨離する際に参考にした片付け順は、こんまりさんの順番を参考にしました
参考>人生がときめく片付けの魔法
ちなみに、実家断捨離でもカテゴリーごとの片づけは基本的に守りましょう
こんまり流順番=洋服>本>書類>小物>思い出の品
こちらを参考にしつつ、こんまり流ほど片付けに勢いをつけられない親世代には以下のポイントを押さえた順番が効果的です
その1、よく使う狭い場所
一番最初に手を付けるのにおすすめなのは、狭い場所です
そして、毎日のように使う場所です
理由
- 短時間できれいになる
- 達成感を味わえる
というような理由が挙げられます
よく使う場所がきれいになって使いやすくなると、見た目も満足するし、掃除へのやる気もアップします
「片付けるとこんなに使いやすくなるのね!」
「片付けるっていいわね」
なんて思ってもらえたら万々歳ですよね
ケイ母の場合は二番目でしたが脱衣場でした
他にも物であふれかえっていればトイレもいいかもしれません
流しの引き出しなんかもいいと聞きますが、料理好きのケイ母の場合は最初にここをやっても大して綺麗にならずあまり効果はありませんでした
それにはもう一つ最初に見極めなければならないポイントが関係しています
それは…
こだわりのポイントを見極める
好きなものが詰まっていたり、趣味の物、思い出のものが多かったりするポイントは後回しにしましょう
親自身がどこにこだわりを持っているかわからない場合は、どこが時間かかりそうか、これから始めるカテゴリー前に「ここには取っておきたいものがたくさんありそう?」かなどを聞いてみるといいです
ケイ母の場合は、バッグ巾着裁縫系とキッチングッズでした
しかし、途中で手を付けたので思うように進みませんでした(・_・;)
>【カバンの断捨離】同じ用途の物が6つも残ったその理由とは?
>【巾着やハンカチ類の断捨離】洋服で失敗した反省点を生かした結果は?
片付けのペース
ポイント2つ目は、片づけをするペースです
リバウンドしないポイントは、一気に完璧にというのが流行っています
これは私も同意です
しかし、この一気にという部分
子世代ができるような毎日数時間プラス土日をフルで使って数か月で終わらせるぞ!
というような「一気に」ではなく
一日2時間、週3日、という風にゆっくりペースを決めます
そして、片づけが終わるまでは片づけモードのまま日々を過ごすようにする気持ちで取り組むのがおすすめです
そうして最終的な終わりの日付の目標は決めずに、コツコツと完璧(親にとっての完璧)まで持っていきます
つまり、「暇を見つけてたまに片付けしましょうね」
というのは避けたほうがいいということです
もちろん、片付け中も悩む時間はじっと耐えて待つのが得策です
いつもの場所はそのままに
カテゴリーごとに片付けて、カテゴリーごとに同じ場所に置いておくのが、一番いい片付け方法です
しかし、親世代では、それが通用しない時があります
物覚えが悪くなったり、習慣が変えられなかったりするのが子世代より多いです
もちろん、自らプロにお金を払って片づけをしたい!という意識の高い親世代の方なら、そのプロの方法に任せて変えても問題ありません
しかし、なんとなく娘と楽しく片づけをしてそれなりの生活をしたいなという程度の本人の場合
大切なものの位置はむやみに変えないほうがいいです
これは、親に聞いてみましょう
変えないほうがいいリスト
- 通帳
- 印鑑
- 診察券など病院関係
- 権利書
- 保険証書
- 住所録
- 手帳
もしこれらが、あらかじめ置き場所が決まっているなら変えないほうがいい場合があります
ただ、置き場所が決まってなくて常に散らかっていたり、毎回探したりしている場合はこの機会に「定位置」を作っちゃうといいですね!
ストレスを溜めない
という感じで、親に片づけをしてほしい子世代の私たちが気を付けるポイント実践編でした
- よく使う狭い場所から
- こだわりのポイントを見極める
- のんびりやる
- いつもの場所の確認
そうはいっても、なかなか進まない片付けや思い通りに荷物が減らない実家にイライラします
親が満足してくれるレベルまでいけばそれでよし!
一回は生活が安全なくらいに片付いたら次はコツコツまたのんびりやっていけばいいや程度の気楽な感じでこちらがストレスを溜めないように注意していきたいです
片付けよりも親子関係が良好なほうがお互い幸せですよね
「家が汚くて困ってる、実家が掃除をしない」
と言うと、「あなたが掃除してあげれば?」と言われることがあります
でも、汚部屋住人との付き合いというのは
そういう問題じゃない!
ですよね
おうちの住人が、綺麗…とまではいかなくて遊びに行きたくなるような清潔感を「維持してもらいたい」わけだし、勝手に片付けをすると、機嫌が悪くなるし
そもそも、「貴方がしてあげれば?」っていうレベルで悩んでるわけじゃないですよね
洗い物をしてあげるとか、お風呂掃除をしてあげるとか、そういう問題(レベル)じゃないんですよ!(笑)
ということは、本人の意識改革必要なわけです
なので、大切なのは、片づけは「本人が自分の手でやる事」です
でも、それには、最初にして最大の難関すぐる難関
本人の気持ちを確認しないと、やっぱり、うまくいきっこないなと感じてます
親が嫌がるという方はこちら≫そもそも片付けを始められない!そんな私が片付けの前に母にした二つの事
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