テイルズオブベルセリア。あらすじはありません。プレイしたのは方向けに私の感想です(;_;)
▼未プレイの方でネタバレOKなかたはこちらからお読みくださった方が少しはわかりやすかと思います
[前回]未プレイさん向けネタバレ感想
平和だった頃、もっと役に立ちたいという不甲斐なさをベルベットは感じていだと思う。
体の弱い弟を思う気持ちが強くてもっとしっかりしなきゃもっと強くならなきゃって、だけど自分には業魔から弟を守る力がない。
お兄さんと弟にはその力があるのに、自分だけ、、、
劣等感と愛
ベルベットは上に書いたようなそういったところをあまり見せなかったけど私としてはこの「守りたいものがあるのに自分だけが出来ない」という状況が昔の(今も多少)自分が感じていた劣等感を思い出してかなりつらくて勝手に同情してしまった。
それでも自分の欲しいものを我慢して弟の薬を買うために狩にもでる。とても強いのにそれでも心の中には「もっともっと」って。
それと同時に、大切な写本とベルベットへのプレゼントの櫛を交換するところとかもラフィが姉を思う気持ちも痛い。
自分の体が弱いせいで姉は、、、でも姉の過保護ぶりにもちょっと疲れる。でも、僕のため、、、とかもう勝手に想像して序盤から涙が止まらなかった
力のあるものは力を発揮する義務があるという考え
そういえば、このゲームで大切なキークエッション「鳥はなぜ空を飛ぶと思う?」の質問。
ラフィってベルベットには「そうじゃないと餌を取れないからだ」って、ベルベットと同じ答えを言ってるのね。その後に、たぶん「翼を持ったものは飛ばなければならない」的なことを言おうとしていたっぽいけど、兄には兄と同じ意見の「飛ばなければならない」を言うのに、姉にはワンクッション置いて?姉に一回同調しておく。
なんというか、この部分に姉と弟、兄と弟の違いを感じて、あとあとのカノヌシの考え方とか展開を思い出して切なかった。
ちょっとひねくれた考え方だけど、ここからもう裏切りが始まってる気がする。いや、裏切りではないんだけどさ、どうしてもベルベットの方に感情移入しちゃうから裏切りだ。
幸せの価値観
「僕が作るよ、お姉ちゃんが幸せになれる世界を」
これラフィがベルベットにいってるんですよね。平和だった村で。
そしてその覚悟がベルベットをあそこまで苦しめることになる。あんな絶望、私は耐えられない。
大切な弟は失ったけど、まだ生きる目的があった。復讐を果たすという力が。
なのに、あの真実。
生きる目的を失っただけじゃなく、自分を支えていたものすべてに裏切られていた絶望。
あれを裏切りと捉えてしまうのは、ベルベットの境遇を考えると仕方のないこと。
幸せの価値観って難しい。
ベルベットにとって世界が破滅しようと何が起きようとラフィが最後まで自分の近くで笑ってくれていたらそれがいちばんの幸せだったんだろうな。
親と子供の関係みたいだなぁ。
私の大切な人が私のために命を投げ出すなら、私は一緒に死んでしまいたいと思う人だからそう思うのかな。
残された方はその先の人生があろうと残された事実を感じるとこが辛い。
辛さには耐えられるけど幸福には耐えられない
あー辛かったよ本当に。
というか、カノヌシの言葉って誰の言葉なの?カノヌシなのラフィなの?
もうやめてたげて…
お願いやめて….
と泣きながらプレイする変な絵図。
ベルベットの村に戻る時は、嫌な予感しかしなくて嫌すぎて先に進めなくなった。
まやかしの幸せなら一ミリも触れたくない
どうせまやかしなんだ、もう私を(ベルベットを)これ以上幸せにしないで。希望を持たせないで、希望を持つことは同時にそれを失う怖さを手に入れることだから。失う怖さを味わうくらいなら幸せなんていらない。
もうやめてえええええ
ふぅ。とにかく疲れたゲームだった。
とにかくマギルゥの台詞とかいちいち心に突き刺さりすぎて辛かった。
とくに、人は辛さには耐えられるけど幸福には耐えられない
みたいなやつ。
もうまさにそれ。本当だよね。
自分の舵は自分でとる
まぁそういう大々的なストーリーの良さはその通りなんだけど、全体を通して「自分の舵は自分でとる」っていうコンセプト?テーマ?がとても好きだった。
世界を破滅させてでも、復讐をやり遂げるシンプルさとかは、世界の破滅も復讐もどっちもマイナスな事なのにそれを悪いことと理解しながらでも自分の道を貫く。
今回はキャラ全員が自分の意思で誰のためでもなく舵をとることに徹底していて気持ちが良かった。
ここが、有給とると自己中と許されず人に迷惑をかけるなと熱湯風呂にでも入りそうな人々と完璧を求められるこの現実世界から逃れたい私は、「社会全体みんなもっと自分本位で自分のやりたいことを貫いてもいいんじゃない?」なんて思いました。
非情愛情
シアリーズ喰うところもやばかったですよね。ベルベット、お姉さんだって気が付いてただろうけどそれでも先に進むためには喰うしかない。もう姉はいないし、自分がいくしかない。
男(アーサーとラフィ)は絶望した世界のために肉親を犠牲にし
女(ベルベットとシアリーズ)は感情のために肉親を犠牲にする
個か全か。
オスカー達のところなんて、まさか自分(ベルベット)が、誰かの最愛の弟を目の前で殺す事になろうとは。
もう、いいよ、ベルベット、頑張ったよ。
だからさ、もうアルトリウスに任せて
人類補完計画進めよう?
はうう
いやこんなことだらだら言いたいんじゃない!フィーとかさ!ほんと男前だし!キャラもみんなよかったし、エレノアとか絶対好きになれないと思ったらめっちゃいい子だし、もー!泣ける
TOB名言メモ
一字一句は覚えてない
主人公の友達のニコ>周りがどういっても関係な!大事なのはあたしの気持ちなんだから!
アーサー>許さなくていい。すべては私の罪だ。
マギルゥ>どーでもいいがのぅ
マギルゥ>辛さには耐えられても幸福には耐えられるかのぅ
ベルベット>鳥は飛びたいから飛ぶんだ!
フィー>”僕が”ベルベットといたいから助けるんだ!
フィー>いいよ!許してあげる!
ベルベット>無駄だろうが、 不可能だろうが 、理不尽だろうが、生まれた以上、そこで生きていくしかないの
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