超記憶があいまいだから正確なこと言ってないと思うけど書かずにはいられない
結局さ、ダンブルドアっていい人だったの?ひどい人だったの?
って話。
昔はそりゃーもう小説が嫌いになるほどの裏切り者だと思った
だけど、30代になって改めて読んでみると、ハリーや私が知ってる現代のダンブルドアはやっぱり悪い人ではないんじゃないかな。
ハリポタ完結したとき、私はたしかもう20歳は超えていていちおう「大人」の年齢だったと思う
だけど、読み始めはそれこそ10代になったばかりの子供で、完全に子供向けわくわくファンタジーだと思い込んで油断して読んでいた
ダンブルドアは聖人君主で、偉大で、暖かくて優しいおじいちゃん
いつもハリーの事を見守り、常に味方でいてくれる優しいスーパーマンだと思っていた
そりゃ~炎のゴブレッドでセドリックが死んで
あれ?
いやまぁ、このくらいありだよねってかんじだった
だけど、だんだん雲行きは怪しくなって(笑)
だけど、読解力のない私は、ダンブルドアの弟が出てきたとき
そのまま彼の言葉にとりつかれた
弟「ダンブルドアは、いいやつなんかじゃない、ハリーの事を利用しただけだ」みたいに言ったり
あいつはハリーを大切に思ってるのは別の意味だあのゲイめ、みたいな事をにおわせたり
とにかく、私が抱いていた(おそらくハリーも抱いていた)ダンブルドア像からはかけ離れていた
で、いやいやまぁ弟の話だし?
ねたみでしょ?みたいに思っていたら
過去のスネイプとの会話で
スネイプが「殺すために育てたのですか!?」っていう至極まっとうな質問をしたようにハリーを思いやるに発言をしたら
驚いたように「まさか情が移ったのか?」って
そう【驚いたように】いったんだよ
これは文脈からなのか俳優さんの演技からなのか覚えてないけど、スネイプの心変わりに驚いたというより、ダンブルドア自身は、ハリーを手ゴマにしておくことをなんとも思ってない、ハリーが死ぬのは織り込み済みでなにもいとわない
って感じなんだよ
しかも、スネイプの本心を黙っておく代わりに「わしに何を与えるのか」みたいな見返りまで要求していた、そんな人じゃないと思ってた
しかも、私も大嫌いだったペチュニアの事はなんと脅迫してたときたもんだ
ペチュニアにまさか同情する日が来るとは…
私はここでもう、ダンブルドア象が崩れて幻滅して
単純な私は、ハリーポッターという作品を嫌いになった
今までこんなにワクワクさせておいてこれなのか
これが作者のいいたかったことなのか?(どれが?って感じだけどw)
作者は何を言いたかったのか?ワクワク楽しいハッピーエンドじゃないのは何故なのか?!
当時はわからなかった
で、なんとなんと、
ダンブルドア自身、ハリーを手ゴマにしていたことをハリーに話すんだよね確か
私はそのシーンを初めてみたのは小説だったから
文字通り受け取って、自分の中でダンブルドアは崩れ去った
そして、いつも新刊が発売されれば必ず一巻から読み返していたけど
読み返すことをせずに10年がたった
そして改めて、小説も映画も見直してみたら
映画ではハリーに謝るシーンのダンブルドアは優しかった。小説の印象や交代後のダンブルドアと違ってすごく優しいシーンだった
(※あとでわかったんだけど、これ、ダンブルドアを演じた役者さんのインタビューで、「涙が込み上げてくるほど、気持ちが入った、シリーズ通して印象的なシーンだった」と語られてました。どうりですごくいいシーンだった。小説だけで終わらせてたらこのシーンはとても残酷なシーンに思えてたかも。作者の意図や監督の意図はわからないけど、役者さんの表情がこういうシーンにしたんだろうな)
スネイプとのやり取りの際はまだ、ハリーをただの手ゴマとして見ているように見えたけど
だけど、実はわすれちゃったけど
ちゃんと、ハリーに話してるんだよね
最初は単なる手ゴマだったけど、いつしかお主の事を大切に思うようになってしまった
その心とハリーを使わないとヴォルデモードを倒せない事実との狭間に立って、苦しかった
と。
そしてハリー自信それをちゃんと理解して、ダンブルドアを受け入れるんだよね
でもさ、翻訳の関係なのか、どうしてなのか覚えてないけど
小説ではさ
ダンブルドアからハリーに対する想いっていうのが当時、それは「恋」に思えたんだよ
ゲイを否定するわけじゃないけど、なんでここにきてゲイの話になってて
それが伝えたかったことなの?作者さんよ?
って思ったんだよね。なんでか忘れたけど。
でまぁ~30歳になって子供を産んでみておもったわけど
生きていくのって綺麗事だけじゃ生きていけないし
子供を守るために世の中の正義にばっかりは従ってられないよね
正義は正しいかもしれないけど、自分の大切なものをすくってはくれない
だから、ダンブルドアだって人間で、だからいろいろな側面があるし
ハリーを死なせなきゃいけなかったとしても、それはダンブルドアに与えられた役目で
それを果たさなきゃいけない
ダンブルドアは、ハリーじゃなくて魔法界全部をすくうことを選んだ
選ばざるおえなかっただけなんだって
(スネイプと反してるところがまたスネイプを引き立てたんだろうけど)
そういうのってあるよねってやっとわかったんですよ
それに、ダンブルドアだってさ、ハリーを死なせなきゃいけないってわかっててただ単に犠牲にしたんじゃなくて
ちゃんと、生き返られるように考えていたんだし
別にそんな悪い人じゃない
っていうか、別に悪い人じゃないじゃんって
なんで当時気がつかなかったんだろうって。
思ったわけなのであった
なんかしまいこんでいたPCを出すほどのうまい文書が頭の中にあったんだけど、書けなかったな
まぁ~さて寝るか。
ただ、さ、
今では有名だけど
作者のJ.Kローリングさんは残酷というか、現実主義だよね
ハリーポッターの登場人物に100%いい人っていないし
現実もそうだものね。
ハリーの心の支えだった父は、あんなだし
守ってくれていると思っていた人の、ただのコマだったし。
小説っぽいのはスネイプくらいか?
ハリーも成長すればするほど嫌なやつになっていったしな。
次は、ずっと心の支えだったハリーの父がまさかのいじめっ子だった事実を突き付けた作者について書きたい
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