こんばんにちは!元重度うつ病だった吉永です
うつ病中は本が読めたり、読めなかったりしました。
中には、私をここまで劇的に変えるきっかけとなった恩人?恩本?もありましたが、今日はそんな本の中から読んではいけない本のことをお伝えしたいと思います。
あなたは変わらなくて大丈夫、そのままで生きていけるようになります
はじめに
この記事は私の実体験をもとにお話しします
うつ病も人それぞれ、本の向き不向きも人それぞれです
ただ、私のように「自分が許せない」タイプのうつ病の方の参考になるとうれしいです
うつ病克服にならない本
自己啓発書
どれも「プレッシャー」にしかなりませんでした
そもそも集中力がなくて本を読む力もあまりなかったこともありますが、「他人」が「自分」に何かを押し付けているように感じてしまい、辛かったです
そういってしまうと、このブログも「他人の吉永」が「あなた」に押し付けてることになってしまいますが。。
でもブログと違って「本」には何かを期待して読み始めます
なにか、自分を勇気づけてくれる言葉が書いてあるんじゃないか?
読めば救われるかもしれない
しかし、少しでも自分ができていないことや、やりたくないことなどちょっと違う事が書いてあると、「やっぱりこの本の作者のようにはなれない」という不安が押し寄せてきて、内容全てが「自分には無理」なんじゃないかと思ってしまいます。
ダメだった本
何を読んだか等はあまり覚えていませんが、以下の2つは覚えています
夢をかなえるゾウ
これはその後ドラマにもなり、今でもいろいろなブログさまで「面白かったー!」と作者様の名前を見かけます
なので毎回思い出します。
あらすじ
自己啓発書を読んでもなにをしても三日坊主の平凡なサラリーマンは人生を変えたがっていた
そこに現れたガネーシャ(インドの神様)が、人生を変えるために課題を出す
課題とは、靴磨きから始まり夢を想像したり「運が良い」と口に出したりと、”誰でもできるようなこと”を「習慣化」させると人生は大きく変わるんだよというお話
何がダメ?
読み返していないので、もしかしたら克服しミニマリストとなった今ならぴったりとくる本かもしれない
でもうつ病中は、その課題自体が「こうやらなければいけないのか」「出来ない」「出来ていない」という考えが膨らんできてしまってますます落ち込みました
そして、本を読んでいると課題が簡単なだけに「この本の通りにしたら、もしかしたら克服できるかもしれない」と思ってしまうんです
でも、できない、やる気力がない
だから、「焦り」がすっごく大きくなります
うつ病に焦りは禁物です
ただでさえ、焦っているんだ
これ以上焦り要素を増やしてはいけませんよね
メンタルタフネス
次に覚えているのはメンタルタフネスという本
これはスポーツ心理学の先生が書いたポジティブ精神論
うじうじ悩みやすい自分を変えたい人向けということだったのですが、かなりきつかったです
うつ病というのをあまり受け入れられずにいた私に、スポーツというポジティブな響きで興味を持たないかなと母が買ってくれました。
が、うつ病経験者ではなさそうな方が書いているのでなんとなく受ける印象が強く、ガツンとダイレクトにプレッシャーを感じました
詳しい内容は覚えてないけど。
うつ病向けじゃなかったてだけなんだろうけど、一応メンタル弱い人向けの本らしいです
とてもそうは思えなかった
自己啓発が向かない自分
そんな感じで、自己啓発書はどれもプレッシャーになり、読まなくなりました
今でも、結構苦手です
すごく焦ってしまうんです
向上心って生きていくうえでとっても大事なんだろうけど、向上心を持つと自己啓発書を読んでみたりして、できない自分に焦りを感じます
それでは私が選んだ生き方としては本末転倒です
気楽に生きていくために思考を変えたことがあだになって、焦りが出てきて、落ち込んでたら意味がないですよね
うつ病を治すために読んでいる>治したい>治さなきゃ>今すぐ>この本こそ
というループも危険です
おすすめの本の種類
本は本でも、自分の現実と比べなくて済む小説の中からきれいな風景を感じたり「気楽に生きる人」の考えを知ったり、旅行記でいろいろ自分の知らなかった価値観を知ったり、そういう本に私は救われてきました
本を読んでいるときは余計なことを考えなくていいので本自体は読めるならおすすめです
うつ病のことを考えなくてすむ本がいいですよ
以上が自己啓発書はうつ病の人にはお勧めできない
という記事でした(^◇^)
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