村上春樹初心者におすすめの長編小説ランキングを書きましたが、そこに大好きなノルウェイの森は入れませんでした。それの理由と、時がたった現在の感想を書きたいと思います。
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ノルウェイの森について
有名な?ノルウェイの森がおすすめランキングに入っていませんが、実は私もノルウェイの森から村上春樹さんにはまりました。
あれは、大学生におすすめという感じ。
映画はただの官能気味恋愛映画でしたが、本作の魅力はそこではなく、
すごい閉塞感で、空気や空間でさえ主人公を圧迫して、社会を圧迫している感じがすごい表現力で伝わってきました。
自分(主人公)の周りにオブラードのような殻が見えました。
まさに、学生の鬱々とした、
逃げ場のない、
出口のない、
まだ何も始まっていないのに何かを諦めなければならないような、
だけど、自分の可能性を無意識に信じて、
“何者かになれる”と漠然と思っているような、
何者かにならないといけないという焦りや嫌悪、期待、全てが混ざっていたあの頃、
そう、学生におすすめです。
あとは新社会人とか、まだまだ迷いがある人。
熱くなってしまって長くなった、、↑
映像化についての感想
ついでに言わせていただくと、村上春樹さんの魅力は意味のわからないストーリーをしっかり納める技術とは他に、
まわりくど いじゃなくて、
景色や、時間、人の感情を多彩な比喩?などを使った表現力にあると思うんです。
言うなれば、
文あってこそ!本であってこそ!
なんです。
だから、映像作品にしてしまうのは勿体なさすぎる。
まぁ映像化にはいろいろな大人の事情的側面があるので反対とまでは言いませんが。
おわり。
>>ノルウェイの森
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